8月13日(木)の手紙


2015年8月13日(木)

『ほかの人の罪に加わってはいけない。自分をきよく守りなさい』テモテへの第一の手紙5章22節


昇進して給料が大幅にアップしたクリスチャンの営業マンがいた。
彼は、同僚にならってクレジットカードを使って生活をグレードアップする事にした。
みんなと同じように、家族でスキー旅行をしたり、クルージングをしたり、家具やブランド物のショッピングを楽しんだ。

ところが、営業成績が落ちて減給となり、クレジットカードの支払いが家計を逼迫するようになると、夫婦仲が悪くなってきた。

同僚達は、自分と同じように、経費を水増ししたり、虚偽の売り上げ報告をしたりすればよいと言った。
彼は、その言葉に従ったけれど、心の中は不安と罪悪感でいっぱいだった。

彼には、賢明なクリスチャンの友人がいた。
その友人は、彼の様子がおかしい事に気付き、祈り続けた。
そして、現実にきちんと向き合うようにと助言した。

彼は、良心の呵責に耐え切れなくなって、神に向かって泣き叫んだ。
神に罪を告白し、会社にも正直に話をして謝罪し、妻にも顛末を打ち明けた。
それによって、平和な生活を取り戻した。

多くの国が高慢で拝金主義的な文化に押し流されている。
こんな時、「ほかの人の罪に加わってはいけない」というパウロの言葉は、キリストを信じるすべての人が耳を傾けるべき、時宜にかなった戒めだ。

みんながやっているからといって、悪い事にかかわってはいけない。

God Bless You!!


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