7月25日(火)の手紙


2017年7月25日(火)

『神の言をあなたがたに語った指導者たちのことを、いつも思い起しなさい。彼らの生活の最後を見て、その信仰にならいなさい。』ヘブル人への手紙13章7節


アイザック・ハン牧師は、18世紀中頃、英国のラフウッドの小さな教会に奉仕していた無名の牧師。
引退した時の教会員は、女性26名と男性7名、礼拝出席者は4名だった。

マスメディアや巨大教会が幅をきかせる今日、アイザック・ハン牧師のことを牧師として成功した人だと誰が言うだろう。
むしろ、牧会者としては、もうひとつだったと考えられるのではないだろうか。

このような人は、牧師の研修会や会議の講師として招かれることはないだろう。
また、教会成長に関する論文を発表することもないだろう。

それでも、彼が88歳で亡くなった時、教会の人々は会堂の壁に彼を記念する盾を埋め込んだ。
そこには、「これほど謙虚で、みんなに慕われた牧師はいなかった。
御国のために尽くし、神の恵みによって成長し、熟れた果実が落ちるように、この世を去って行った。
これを読む者は、長生きを願うのではなく、このような良い生き方を求めなさい」と記されている。
この盾は世紀を超えて、今もその場所にあるそうだ。

この言葉から、ペテロの第一の手紙5章5節と6節が頭に浮かぶ。
「みな互に謙遜を身につけなさい。
神は高ぶる者をしりぞけ、へりくだる者に恵みを賜うからである。
だから、あなたがたは、神の力強い御手の下に、自らを低くしなさい。
時が来れば神はあなたがたを高くして下さるであろう。」

アイザック・ハン牧師は、本当に大切な部分で大成功を収めたのだ。
それは、神の御前に謙虚であり、天国に褒美が待っていたことだ。
私たちも、彼に倣うことができる。

God Bless You!!

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