7月2日(水)

7月2日(水)

『あなたはあだを返してはならない。あなたの民の人々に恨みをいだいてはならない。あなた自身のようにあなたの隣人を愛さなければならない。わたしは主である』レビ記19章18節


どういう訳か、「愛しなさい」という御言葉は、私達に届いていないようだ。

私達は、信仰は強くないと告白するかも知れないけれど、愛が足りないとは、めったに認めようとはしない。
人並みか、もしかしたら、多少は並以上、愛情深いと思っているんじゃないだろうか。

私達は、何と言っても、他人の不幸に同情できる。
虐待された子どもについてのニュースを聞くと、可哀想だと思える。
子どもがお腹を空かして泣いていたり、泣く力もなく、うつろに座っている様子をテレビで見ると、心が動揺する。

だけど、私達は、本当の同情なら行動が伴うべきだと、心の底では分かっている。
同情は、蒸気や電気のように、その力で何かを生産しないなら、何の意味もない。
生かされていない才能と同じで、行動しない愛は、何の役にも立たない。
形にしなければ、おとぎ話程度の価値しかない。

全部を解決できないからと言って、まったく手を出さない事が多すぎる。

愛の人になりたいなら、全世界の必要に頭を悩ます事からスタートしてはいけない。
まず、ひとりの人を愛し、その愛を実践する事から始めよう。

全部はできなくても、何かができるはずだから。
だから、できる事をしよう。
思いやりのない世界で、思いやりのある人になろう。

あなたは、自分が思っている以上に、愛ある人なのだから。

God Bless You!!

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