7月2日(木)の手紙



『それゆえ、聞きわける心をしもべに与えて、あなたの民をさばかせ、わたしに善悪をわきまえることを得させてください。だれが、あなたのこの大いなる民をさばくことができましょう』列王記上3章9節


神が欲しいものを与えようと言われたら、何を望むだろう。

そのように尋ねられた時、ソロモンは国民を正しく導くために善悪を見分ける知恵をくださいと言った。

神は、「あなたがこの事を…求めたので、今、わたしはあなたの言ったとおりにする」と答えられ、それに加えて「富と誉れ」さえも約束された。

ソロモンの名は、今日に至るまで、その神から賜った素晴らしい知恵によって人々に覚えられている。

ソロモンは、知恵の限りを尽くして国を統治し、神をほめたたえるために壮大な神殿を建築する事に心血を注いだ。

だけど、どこかで何かが変わってしまった。
神に献身して生きようという情熱が薄れていき、神に与えられた富と栄誉におぼれていった。
異教徒である外国の女性達との結婚が、ソロモンだけではなく民までをも偶像礼拝に導いてしまった。

この実例から学ぶべき事は明白だ。
主イエスと主の知恵を何よりも求める事は、神を喜ばせる生涯をおくりたいと望む人にとって、最も大切な事なのだ。

全力を傾けて神の豊かな知恵を追い求めるなら、ソロモンのように横道に反れて身を滅ぼす事はないだろう。
神の知恵からさまよい出る事のないように、毎日自分の心を監視しなくてはいけない。

God Bless You!!


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