6月3日(水)の手紙



『熱心で、うむことなく、霊に燃え、主に仕え』ローマ人への手紙12章11節


現代の暖房器具は、自動制御で部屋が寒くならないようにしてくれる。
温度やタイマー設定をすると、朝起きた時、部屋は暖かくなっている。

だけど、昔は暖炉の火が消えないように、注意深く番をしたのだろう。
火が消えてしまったなら、凍え死んでしまうかも知れないからだ。

これは、霊的な事にもあてはまる。
「霊の火」がストーブのように簡単に点火できると思っていたら、大変な事になる。
主に対する情熱を、失ってしまいかねない。

古代イスラエルでは、祭司達は祭壇の火を消さないようにと命じられていた。
これは、大変な仕事だ。
森林の少ない土地で薪を集めるのは、簡単な事ではないからだ。

祭壇の火は、主に対する献身の熱い思いを象徴しているという学者もいる。
熱く燃える信仰を軽く考えたり、当たり前だと思ったりしてはいけない。
絶えず薪をくべていないと、霊的な情熱は冷めてしまうのだ。

パウロは、ローマ人への手紙の中で、霊的な情熱について語っている。
献身の情熱の火を燃やし続けるために、希望、忍耐、祈り、もてなし、寛大さや気前の良さ、そして謙遜という「薪」を、勤勉にくべ続けなくてはいけない。

だけど、何より、イエス様を愛する心が、霊的情熱の鍵なのだ。

God Bless You!!


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