6月2日(月)

『母は僕たちに言った、「このかたが、あなたがたに言いつけることは、なんでもして下さい」』ヨハネによる福音書2章5節


水をぶどう酒に変えるというイエス様の奇跡は、さほど重要でない出来事のような印象を与えるけれど、実は、重大な目的があった。
それは、ご自分が神様の御子であると、弟子達に示す事だった。

大きな石がめが水で満たされるのを、大勢の人が見たかも知れない。

だけど、主が、「かめに水をいっぱい入れなさい。
そして、汲んで、料理がしらのところに持って行きなさい」と言われて、それに従ったのは、しもべ達だった。

聖書は、「彼らは持って行った」とだけ、淡々と語られている。
ためらわずに従ったしもべの姿は、私達が見習うべき従順な姿だ。

料理がしらは、ぶどう酒をなめてみて、「あなたはよいぶどう酒を今までとっておかれました」と、花婿を称えた。
料理がしらも花婿も、ぶどう酒の出所を知らなかったけれど、しもべ達は知っていた。

神様が、このしもべ達のように、私達の小さな力を用いて人助けをなさるなら、それこそが、神様の御力の奇跡じゃないだろうか。

カナの婚礼の時に、水を汲んだしもべ達は、イエス様こそ、称えられるべきお方だと分かっていた。
もし、私達もイエス様に従うしもべになるなら、奇跡の証人になる事だってできるのだ。

God Bless You!!