6月17日(火)

6月17日(火)

『死のとげは罪である。罪の力は律法である。しかし感謝すべきことには、神はわたしたちの主イエス・キリストによって、わたしたちに勝利を賜わったのである』コリント人への第一の手紙15章56節~57節


紀元410年、ゴート族が古代都市ローマを略奪し、多くのクリスチャンを恐ろしく残虐な方法で殺した。

この悲劇の最中に、偉大な神学者アウグスティヌスは、今では古典となった著書「神の都」を書いたが、その省察は今日でも色あせず鮮明だ。

アウグスティヌスは、次のように述べている。
「命の終わりは、一番長い生命と一番短い生命を同じにする。
死が悪くなるのは、その後の神の審判が悪い時だけだ。
死に定められている人は、どんな死を迎えるかを問うのではなく、死が自らをどこに連れて行くのかを問わねばならない」。

イエス・キリストを信じる人にとって、死は、彼らを法廷に引きずって行く係官じゃなく、慈しみ深い神様のもとに導いていく案内人だ。

パウロは、この事を理解していたので、生と死をキリストの視点で見る事ができた。
死が自分をどこに連れて行くのかを知っていたので、「死は勝利にのまれてしまった」と、大胆に宣言する事ができたのだ。

どんなクリスチャンでも、パウロと同じ勇気を持つ事ができる。
キリストが死んで、よみがえられたので、死は終わりじゃなく通過点だと信じる事ができるからだ。

その後には、イエス様と共にいる、輝かしい永遠がある事を、私達は知っている。

God Bless You!!

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