6月10日(火)
『しかし上からの知恵は、第一に清く、次に平和、寛容、温順であり、あわれみと良い実とに満ち、かたより見ず、偽りがない』ヤコブの手紙3章17節
古代ギリシャの劇場では、役者が舞台の上で動き、カーテンの後ろにいる人が台詞をしゃべっていたそうだ。
舞台の後ろにいるこの人を、言った事を実行しない人になぞらえる事ができる。
この人は、今日のクリスチャンの問題を思い起こさせてくれる。
私達の多くは、クリスチャンとして、もっともらしい事を口にするけれど、言うだけで実行しない。
これは、偽善だ。
私達の「台詞」と「行動」が矛盾するなら、客席の「観衆」の心は混乱してしまう。
だから、まだイエス様を信じていない多くの人達は、福音のメッセージを真剣に受け取ってくれないのだ。
私達を見つめている世の中に、大きなインパクトを与え、キリストの福音を伝え、信仰の輪を広げていく事のできる人は、言う事とする事が一貫している。
クリスチャンの役割は、古代ギリシャの劇場の正反対なのだ。
その劇には、語るだけで動かない人と、動くだけで語らない人がいた。
私達は真理を語り、真理を実行する者でありたい。
なぜなら、言行が一致する時、真理のメッセージは世の中に対して大きくはっきり聞こえるようになるからだ。
God Bless You!!
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