6月1日(月)の手紙



『言った、「わたしは悩みのうちから主に呼ばわると、主はわたしに答えられた。わたしが陰府の腹の中から叫ぶと、あなたはわたしの声を聞かれた』ヨナ書2章2節


ヨナ書は、議論を呼ぶ話のひとつだけれど、確かな事がひとつある。
つまり、悪臭漂う海中ホテルの中で、ヨナはしっかり自分を見つめたという事だ。

人生がうまくいかなくなる事は、誰にでもあるだろう。
そんな時、ヨナのようにしっかり自分を見つめ、答えたくない質問にも正直に答えなくてはいけない。

自分の生活に、罪はないだろうか。
ヨナのあからさまな不従順に、神様は思い切った手段で彼の意識を捕え、悔い改めを促された。

学ぶべき事は、何だろう。
邪悪なニネベの人々は、神の民の敵だった。
ヨナの考えでは、彼らは裁かれるべきで、やり直すチャンスなどとんでもない事だった。
だけど、神様はそうはされなかった。
ヨナは、失われた人々に対する神様の哀れみに共感すべきだった。

神様の栄光を現わす事ができるだろうか。
私達の困難は、多くの場合、私達の弱さを通して働かれる神様の力を人々が見るために用いられる。
ヨナはどうしようもない状況に置かれたけれど、それでも神様は彼を用いて、異教の民を悔い改めに導かれた。

大きな魚のお腹の中にいるような状況に陥った時は、このような問いかけをしてみよう。
絶望と脱出の分かれ道になるかも知れないから。

God Bless You!!


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