5月10日(土)
『あなたがたは新しく生れなければならないと、わたしが言ったからとて、不思議に思うには及ばない』ヨハネによる福音書3章7節
世界的に有名な探検家は、イエス・キリストを信じる事なく亡くなったけれど、彼の自叙伝には、美しい教会を訪問した時の、圧倒されるような霊的体験について書かれていたという。
彼は、「私のすべてが、天国の歓喜とでも言うような、かつて体験した事のない情熱的な喜びに照らされました」と記している。
だけど、「洪水のような恩寵」と形容したこの体験は、やっかいな事だった。
それに感化されるなら、彼は変わらなくてはいけなかった。
家族は、彼が正気を失ったと思うかも知れない。
あの喜びの体験は、幻想だったと後になって思うかも知れない。
そこで、彼はこう結論付けた。
「私は、あまりにもしっかりしたこの世界に組み込まれているので、今さら何かを変える事はできない」。
何と言う悲劇だろう。
もし、恵みによって垣間見る事を許されたあの世界を受け入れていたなら…。
もし、この世からイエス様へと視線を移していたなら…。
救いは、改善ではなく、転換だと知っていたなら…。
彼は、あの世界が幻想ではなく、栄光の現実であると知り、その世界の一員となっていた事だろう。
神様は、どんな人をも変える事ができる。
どれほど、しっかりこの世に組み込まれていても。
神様の恵みに心が目覚めるのを感じた時、それに応答するなら、新しく生まれ変わるという奇蹟が起こる。
主にあって、あなたは生まれ変わる事ができるのだ。
God Bless You!!
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