4月11日(金)

4月11日(金)

『それだから、あなたがたは既にこれらのことを知っており、また、いま持っている真理に堅く立ってはいるが、わたしは、これらのことをいつも、あなたがたに思い起させたいのである』ペテロの第二の手紙1章12節


ひとつの出来事を体験しても、その時の記憶は人によって様々なのはなぜだろう。

ある研究者は、「人間の記憶はとてももろく不完全で、暗示に影響されやすく、消す事のできない記録とはとても言えない」と結論付けている。

確かに記憶は、時が経つと変化する。
釣り人が、逃した魚の大きさを話すたびに、大きくなっていくように、口を開くたびに誇張される場合もある。

事件や事故の目撃者の証言が異なる事は、決してめずらしい話じゃない。

だからこそ、事実に基づいた客観的な記録は、私達の記憶のずれを、正しく修正してくれる。

私達の記憶は、すぐに薄れてしまうので、決して変わらない神様の御言葉である聖書を読んで、記憶を正しく修正しなくてはいけない。
聖書は、神様の御言葉を正しく思い出させてくれるので、私達は自分の思いが単なる人間的な考えにならないように、修正する事ができる。

聖書が書かれた目的は、過去の記憶を基として生きがちな私達を、不変なる神様の御心に合わせる事にある。
不確かな記憶に、頼ってはいけない。
永遠に変わらない事実にこそ、本当の価値があるのだ。

God Bless You!!

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