3月6日(金)の手紙


『知恵を得るのは金を得るのにまさる、悟りを得るのは銀を得るよりも望ましい』箴言16章16節


世界中の人々は、常により良いものを求めている。
食品を買うにしても、家を購入するにしても、色々比べて検討し、より良いものを選ぼうとする。
他のものより劣るから、これを買う事を決めたなどと言う人はいないだろう。

箴言は、様々な事を比べながら、人生の正しい指針を示そうとしている。
これよりもあれのほうが良いという比較が、文の中に多く登場するのは、それが、主を畏れる事を基盤とした知恵と知識を得させるという目的で書かれたからだ。

箴言16章は、金銀よりも知恵を手にする方がより良いと言っている。
また、金持ちの仲間になって高慢でいるより、貧しい人達の中にいてへりくだっているほうが良いと語っている。
更に、町を支配するよりも、自分の感情を制御する方が勝っているとも記している。

財力と知恵の、両方を持っている人もいるだろう。
だけど、どちらか一方を選ばなくてはいけないなら、知恵を選ぶのが良いと箴言は教えている。

箴言を読む時、「こっちのほうが良い」と示してくれる標識を見逃してはいけない。
私達の考え方が、神様の御言葉によってつかさどられ、何を選んで何を捨てるのかを決めてくれるようになるなら、私達は、神の「道」が常に一番良いとわかるだろう。

God Bless You!!


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