3月5日(木)の手紙


『しかしヨブは彼女に言った、「あなたの語ることは愚かな女の語るのと同じだ。われわれは神から幸をうけるのだから、災をも、うけるべきではないか」。すべてこの事においてヨブはそのくちびるをもって罪を犯さなかった』ヨブ記2章10節


神学者達が、何世紀にもわたって葛藤してきた問題がある。
なぜ、善い人に、悪い事が起こるのかという問題だ。

脳の腫瘍の摘出のために、手術をうけなくていけないひとりの母親がいた。
彼女は、息子にこう告げた。
「罪に呪われたこの世で生きている限り、苦しみは善い人にも悪い人にもやって来るの。
だから、母さんは、イエス様がいてくださって嬉しいわ。
もし、私が死んだとしても、私はすごく素晴らしい所に行くのよ。
そこで、あなたを待っているわ。
再会できる日を、楽しみにしてね」。

そして、「納得できないという気持ちはわかるけれど、神様が悪いと責めては駄目よ」と付け加えた。

善良な人が苦しんでいるのを見て戸惑ったなら、その気持ちを正直に神様にぶつけてみればいい。
神様に質問したり、率直に意見を言ったり、疑いと葛藤したり、それが必要ならばそうすればいい。
だけど、神様が悪いと責めるのは、やめた方がいい。

神様は、ヨブに詳しく説明されなかったけれど、神自身が正しい事をすると信じるように言われた。

更に、神様の御言葉は、イエス様が私達のために苦しみを受け、死からよみがえり、私達のために苦しみのない場所を備えてくださっていると語っている。

なぜ善良な人が苦しむのかという、時代を超えた問いに対して、これでは人は満足できないのかも知れない。
だけど、苦しみの多い世を生き抜く力になるだろう。

神様は、私達の質問に答える義務はない。
だけど、私達に恵みを注ぐと約束してくださった。
それで、十分だ。

God Bless You!!


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