3月26日(水)
『また次の子の名をエフライムと名づけて言った、「神がわたしを悩みの地で豊かにせられた」』創世記41章52節
理由のわからない苦しみに遭遇すると、こんなものは無用なのにと思う事がある。
そんな時、真珠のでき方を考えてみよう。
真珠は、あこや貝の内部に入った異物に反応して、分泌される物質によって作られる。
異物によって傷付いたからこそ、美しいものが生まれるのだ。
今日の聖書の御言葉には、権力の位についたヨセフが描かれている。
神様は、ヨセフにその地位を与えて、飢饉の中にある周辺の国々や、彼の家族を養う事ができるようにされた。
じゃあ、ヨセフは、どうやって、その地位を得たのだろう。
その始まりは、「傷」、つまり、奴隷に売られる事だったけれど、この傷が真珠の輝きを生み出したのだ。
ヨセフは、神様を人生の拠り所にしていたので、屈辱を受けても卑屈にならずに成長し続けた。
彼は、「神がわたしを悩みの地で豊かにせられた」と告白し、次男をエフライムと名付けた。
「二倍実る」という意味だ。
もし、人間の憐憫が、ヨセフを悲しい人生から救ったなら、彼の栄光に満ちた後の人生は、なかっただろう。
人生は、苦しみに満ちている。
だけど、「十字架なくして、栄光なし」。
「傷なくして、真珠なし」という事を、忘れないで欲しい。
時に、神様の祝福は、逆境を装ってやって来るものだから。
投げ出さないで、諦めないで、勇気を出して、一歩を踏み出そう。
God Bless You!!
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