2023年4月5日(水)

2023年4月5日(水)


『心からの祈り』

どれほど無理なことに思えても、私は自分の願いをそのまま神に伝えるようになった。

中東に平和が、アフリカに正義が、中国などの国に宗教の自由が、米国にホームレス状態や人種差別がなくなることを祈っている。
それらを心から望んでいるし、何よりも神も望んでおられると信じているからだ。

シカゴに住む友人が、都会で伝道している仲間に、シカゴ市の貧困撲滅を祈る祈祷週間への参加を呼びかけた。
声をかけられた人たちのほとんどが躊躇し、「なぜそんなに理想主義的で実現不可能なことを祈るのか」と反対した。

だが友人の見方は違っていた。
心からの願いを表さないなら、特にその願いが、神が地上に望んでおられることだとわかっていながら、そうしないなら、祈りに何の意味があるだろう。

明らかに神が望んでおられることを祈ったら、どうなるだろうか。
鉄のカーテンの向こう側にいたクリスチャン、アパルトヘイトの南アフリカにいたクリスチャン。

振り返れば、彼らの多くの祈りも実現不可能で理想主義的だと思われていた。

神は必要なものを率直に求めなさい、と招いておられる。
親の膝によじ登ってクリスマスのおねだりリストを差し出す子どもと同じで、叱られることはないだう。

ヴァーノン・グラウンド博士は、癒しを必要としている人のことを聞くと、こう祈るという。
「神よ、あなたはあなたの目的をおもちで、明らかにこの人のためのご計画をおもちであると存じております。
でも私は率直に、起こってほしいと思うことを申し上げます。」

深刻な病にかかっていると診断されたら、私は肉体の癒しを率直に祈るだろう。
私たちは癒しを求めて祈るよう命じられているし、イエスは、神が人間の霊肉の健康を強く願っておられることを明らかにされた。

そして多くの研究が癒しのプロセスにおける祈りの効果を証明してきた。

信仰には力がある。
身体と心と霊を調和させ、私たちの身体に組み込まれている癒しのプロセスに影響を与える。

イエスはこうお尋ねになることがあった。
「良くなりたいか」。
それは決して無駄な質問ではなかった。

医者が証言しているように、患者の中には、健康でない状態から解放された自分を想像できない人がいる。
あらゆる願い事と同様に、癒しを求めて祈るときも、私たちは問題を正直に出し、心からの願いを神に申し上げるべきなのだ。

God Bless You!!


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