2022年6月30日(木)
『あなたを訴える人とは、……早く和解しなさい。』マタイの福音書5章25節
イエス・キリストはこのような原則を定められた。
「自分がしなければならない、と分かっていることをせよ。
今、すぐに。
そうしないと、どうにも避けられない一連の過程が始まり、あなたは痛みと苦悩と悲しみの中で、一銭残らず払わなければならない」と。
神の法則は不変であり、それを免れることはできない。
イエスの教えは、人間の本性をまっすぐに刺し貫かずにはいない。
私に敵対する人が私の権利を守るようにさせたいという願いは当然のものである。
しかし、イエスは、敵対者に自分の負債は返すことこそ、緊急で、永遠に重要なことだと言われる。
主からご覧になれば、私が騙し取られたかどうかということは問題ではない。
それよりも大事なのは、私が人から騙し取らないことである。
私は自分の権利ばかりを主張してはいないだろうか。
それとも、イエス・キリストの視点に立って、受けたものを返しているだろうか。
この課題にすぐ着手せよ。
自分をさばきの座に引き出すのは今である。
内心に関わること、また霊的なことに関しては、すぐ行うことが肝心である。
そうしないと、もはや自分の力ではどうにもならない一連の過程が動き始めてしまう。
神はご自分の子たちを、新雪のように、純粋で清く、汚れのない存在にしようと決意された。
そのため、主の教えにもとる点が一つでもあれば、聖霊がどんな方法を用いてでも私たちを従順の道に戻すことを、神は妨げないのである。
自分のほうが正しいことを証明してみせようではないか、と私たちが主張するのは、ほとんどの場合、どこかで不従順な点があったというしるしである。
私たちが光の中にしっかりとどまるように、御霊がしきりに促すのは当然である。
「敵対者とは早く和解しなさい。」
どんな人間関係であれ、問題が解決したと思ったのに、自分の心の中ではまだ怒りがくすぶっていた、という経験はないだろうか。
それをすぐに告白せよ。
そして神の前にその関係を正し、その人との和解を果たせ。
それをするのは今である。
God Bless You!!
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