2021年2月2日(火)の手紙

2021年2月2日(火)


『わたしはあなたがたに言います。不正の富で、自分のために友をつくりなさい。そうすれば、富がなくなったとき、彼らがあなたがたを永遠の住まいに迎えてくれます。』ルカの福音書16章9節


英国のジョージ・ミュラー(1805〜1898)は、祈りと信仰だけで孤児院を建設し運営していました。

あるとき、クリスチャンの知人が、年次報告書を見せて欲しいと言ってきたので見せてあげました。
厳しい経済状況の中で孤児院を運営していることを知った彼は、孤児院の必要のために祈るよう示されました。

祈っていると、姉が高価な宝石類をたくさん持っていることに気づかされました。
「主よ、姉がたくさんの宝石を持っています。
それらのうちいくらかでも孤児院の必要のために役立てることができるように導いてください。」

まもなくその祈りが聞かれるときがきました。
1839年3月、孤児院の経済が最悪のとき、彼女がダイヤの指輪をささげたのです。
ミュラーはそれを売る前に、自分の部屋の窓ガラスにダイヤで「アドナイ・イルエ」(創世記22:14)と刻み込みました。

「アドナイ・イルエ」には「主は備えてくださる」という意味があります。
それ以後、厳しい経済的な困難に直面するたびに、ミュラーは窓ガラスの前に立って「主は必要を備えたもう」 ということを確信して感謝しました。

売られた宝石は一週間分の食料と、職員たちの給料となり、最悪のときに主の祝福を感謝する日に変えられたのです。

God Bless You!!


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