2021年12月29日(水)の手紙

2021年12月29日(水)


『兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。』ヨハネの黙示録12章11節


エデンの園に始まった人類の歴史は、今、ヨハネの黙示録の中にその完結を見ています。

アダムによって敗北した人間の歩みも、主イエス・キリストによって勝利と栄光への道と変えられました。
ここに、神の子主イエス・キリストの栄光がまばゆいばかりに輝いています。

そのかたわらで、キリストによって贖われたクリスチャンが、キリストの新婦として祝福を受けるのです。

この聖書の最後の書、ヨハネの黙示録の12章には、「兄弟たちは、彼に打ち勝った」とクリスチャンの勝利の秘訣が書かれています。

クリスチャンは、第一に、キリストの血によって。
クリスチャンは「小羊の血」によって勝つことができました。

私たちは弱く、愚かであっても、流された主イエス・キリストの血は、常にクリスチャンの魂を守り、きよめ、支えてくれます。

キリストの血の力は、今も変わらなく働いています。
私たちは絶えずキリストの贖いに信頼し、その血潮の力によって、罪に、サタンに、世に勝つことができるのです。

第二に、信仰のあかしによって。
「自分たちのあかしのことばのゆえに……」

信仰の告白は、神への賛美とともに、私たち自身の魂を強くします。
私たちが大胆に主イエス・キリストをあかしするとき、サタンは逃げ去り、私たちは神と共にある臨在の喜びにあふれます。

「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。
……わたしの証人となります」と。

信仰のあかしは、聖霊の力によります。
聖霊は絶えず、弱い私たちを強め、導き、保護してくださいます。

この聖霊によって、信仰のあかしができるのです。
そしてそれは私たちを、いかなる境遇、戦いにも勝たせるものなのです。

第三に、いのちを惜しまぬことによって。
「彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった」

キリストとともに、すでに一度死んだ者、キリストがうちに内住しておられるクリスチャンは当然、キリストのためにいのちを惜しまない者となります。
このささげきった、捨て身になった者に、何ものが勝つことができるでしょう。

今日まで、多くのクリスチャンがキリストのためにいのちを捨ててきました。
そして勝利を得、栄光を受けているのです。

今、私たちも多くの聖徒たちにならって、この勝利の道を歩もうではありませんか。
十字架なくして冠はないのです。

栄光の日は近づいています。
私たちが主のご再臨の前に御国に行きますか、主のご再臨によって御国に引き上げられますか、いずれにしてもそれは近いのです。

その栄光の朝、御国にて主イエスより直々に、「よくやった。良い忠実なしもべだ」との御声を聞くことができたら、それ以上の光栄はないでしょう。

さあ、その朝を思い、ともどもに励みましょう。

God Bless You!!


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