2021年11月7日(日)の手紙

2021年11月7日(日)


『ですから、私たちは……大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。』ヘブル人への手紙4章16節


もし神にしばしば拝謁することを許された人々の中へ、神の恵みによって自分が入れられていると知るなら、喜びを覚えないでしょうか。

かつてはとらわれの身で、神の御前から永遠に追放されていたのに、今は御座の前にいるどころか、あわれみ深い拝謁の奥の間に招かれてさえいるのです。

この感謝は喜びに昇華しないでしょうか。
そして祈りを許されるとき、大いなる恩寵の受取人とされたことを覚えないでしょうか。

わが心よ、このようなお方の御前にひれ伏していることを忘れてはいけません。
神はどんな王より力刀あるお方なのですから、これほど偉大なお方の御前にあっては、口をちりにつけなさい。

その御座は全世界を統べ治めておられます。
天国は喜んで神に従い、地獄は神の不興に震え上がり、地は好むと好まざるとにかかわらず、神を礼拝せざるをえません。

その御力は、創ることであれ壊すことであれ、できるのです。

わがたましいよ、焼き尽くす火なる全能の神に近づくときは、足のはきものを脱いで、このうえなくへりくだって礼拝することを忘れてはいけません。

神はどんな王より聖なるお方です。
その御座はたぐいまれな白い玉座で、しみもなく、水晶のように澄んでいます。

「神の目には……星もきよくない。
まして……虫けらの人の子はなおさらである」。

どれほどへりくだって、このお方に近づくべきでしょう。
親密さはあってもよいですが、不遜になってはなりません。
大胆さはあるべきですが、厚かましくなってはいけません。

あなたは地上にいますが、このお方は天におられるのです。
あなたはちりの中の虫けらですが、このお方は永遠なる神です。

山々ができる前から、このお方は神であり、すべての被造物が過ぎ去ろうとも、このお方は決して変わりません。

私たちはとこしえの主権者の御前で、当然あるべき姿で身をかがめているでしょうか。
あるべき立場をわきまえ、私たちの祈りがことごとく、天の限りない主権者に敬虔に向かうように、神の御霊に願い求めようではありませんか。

父なる神様。
あなたのような威厳あるお方の御前で、私は黙して、この身を低くします。

アーメン


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