2021年1月30日(土)の手紙

2021年1月30日(土)


『「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。』マタイの福音書1章23節


第二次世界大戦のときのことです。

ユダヤ人のジャック・シュワルツは、逮捕され強制収容所に入れられました。
ナチスの兵隊は、そこで彼をひどい拷問で苦しめました。

シュワルツはからだ全体に傷を受けて、とうとう意識を失ってしまいました。
その間、シュワルツはキリストの幻に出会っていたのです。

意識を取り戻したとき、シュワルツの心は、神の臨在で満たされていました。
ムチを持って立っている兵隊を、うつろな目でほんやりと見たとき、彼の口から思いもかけずドイツ語が出てきたのです。

「主にあって、私は あなたを 愛します。」

ムチを持つ兵隊の手が上がりました。
すると、その手が動かなくなったのです。

兵隊は、床に横たわっているシュワルツの顔を、信じられないとばかりにまじまじと見つめました。
不思議なことが起こり始めました。

見ている間に、シュワルツのからだの傷がいやされていったのです。
その兵隊は、真っ青になって震え出しました。

後に、シュワルツは強制収容所から奇蹟的に生還して 神が収容所でともにいてくださったことを多くの人にあかししました。

God Bless You!!


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