2020年9月19日(土)の手紙

2020年9月19日(土)


『主はギデオンに言われた。「…あなたの父が持っているバアルの祭壇を壊し…あなたの神、主のために…祭壇を築け。」士師記6章25節~26節


祭壇を壊せ。
それから祭壇を築け。

神は常に徹底しておられる。

私たちが神のために建てる建物を受け入れていただく前に、壊さなければならないものがある。
神は二股をかけた忠誠心や奉仕、そして罪と不従順を留め、罪悪から浄められていない心と生活には、決して恵みをお与えにならない。

人間には次のような傾向がある。
すなわち、いわゆるよき働きを常に行いつづけ、神に降服して、我が身をささげ、満ち満ちたすべての祝福を受けていると主張して、「我々は今や神に仕える」と言いながら、その間ずっと悪しきことを処理できずにいる、ということになりがちなのだ。

そして神はそのような傾向は受けつけない。
まず壊さなければ、受け入れられる建物を築くことはできない。
神との関わりにおいては、霊的なことに深く徹底的に入っていかなければならないのである。

これは生活の中のより深い問題すべてにおける真の原則といえるかもしれない。
犠牲をささげる勇気がなければ、高みに達することはできない。

死はいのちへの道である。

「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままです。
しかし、死ぬなら、豊かな実を結びます」。

人生の真の喜びと平安と勝利と豊かさをクリスチャンにもたらすキリストの道は、そのようなものだ。
そしてそれが、我々の国に、世界に、リバイバルをもたらす神の道なのである。

私たちはどれほどリバイバルを必要としていることか!
我々の国はリバイバルを求めて叫び、教会は激烈にリバイバルを必要とし、世界は神の御霊からの新たないのちと活動を緊急に必要としている。

そして神は、その方法を示してくださっている。
祭壇を壊し、それから祭壇を築け、と。

ジェームズ・ブキャナン・ダンロップ


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