2020年8月7日(金)の手紙

2020年8月7日(金)


『キリストが教会を愛し、教会のためにご自分を献げられた……。』エペソ人への手紙5章25節


この聖句は決して、キリストがこの世を愛された、と言っているのではない。
また、神が教会を愛された、と言っているのでもない。
「キリストが教会を愛し、教会のためにご自分を献げられた」と言っているのだ。

今日のキリストの関心がなんであるか、主の関心の範囲は今日どこにあるかを知りたいなら、その答えは私たちの前に、この美しい一節の内にある。
それは「教会」である。

主は、教会のすべてを想っておられる。
今日、主の関心の範囲はそこに集中している。
主は教会を愛し、教会のためにご自分をささげ、そして今日、天において、教会のために実際に労しておられる。

そしてまもなく教会をご自分とともに栄光に至らせ、そのあとまた連れて帰って、まばゆいばかりに輝く主ご自身の栄光の内にある教会を提示される。

主はご自身の栄光で教会を飾られ、そのとき教会は、聖なる都、新しいエルサレムとして、神の栄光を受けて光輝く。
花嫁、子羊の妻として。

私たちのたましいにとって、そのことを理解し、自分たちがその力の一部であると気づくことは非常に大きなことである。
とくに、主の道において若輩である者たちには必要なことだ。

主の心からの愛情が現在、世にではなく、主の教会に向かって流れ出しているのを見るのは、私たちにとってすばらしいことである。

ウィリアム・イーストン


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