2020年8月30日(日)の手紙

2020年8月30日(日)


『わたしが自分からは何もせず、父がわたしに教えられたとおりに……話していた。』ヨハネの福音書8章28節


すべてのことを落ち着いて、ただ恵みの精神によって行おう。
生来の活動が入りこんできたことに気づいたらすぐに、静かに神の御前に出ることを自分に思い起こさせるのだ。

恵みが促すことに耳を傾け、神の御霊が教えてくださること以外は語ることも行うこともしないように。

あなたは限りなく静かになって、その言葉は減ってもさらに効果的になり、行動は減るものの、前よりずっと有益なことを行うようになる。

それはあてにならない精神活動の問題ではなく、行うべきことすべてについて愛するお方にすぐに相談できる穏やかさと平安を得られるか、という問題である。

そのような相談の機会は、たとえ短く簡単なものであっても、生まれながらの活力のなすがままになっているときに自分の内に抱えこむ忙しい平安のない議論よりも、もっとたやすくもつことができる。

フランソワ・フェヌロン


にぎやかさと騒がしさの中で私たちの力が回復することは決してありません。
かえって力を弱め、浪費するだけです。

親愛なるクリスチャンよ、ご自分で試してみてください。
今度、力を新たにする必要を感じたら、主の前に静まるのです。

できれば、どこかに静かに座って、落ち着きなくさまよう霊的な機能すべてを一つにまとめて、静かに主を待ってください。
そして、主から力が流れこんでくるかどうか確かめましょう。

これは昔の聖徒たちが「黙想」と呼んでいたもので、そうすることで彼らは、うらやましいほどのすばらしい霊的活力を得ていたのです。

ハンナ・ホワイトール・スミス


a:69 t:1 y:0