2020年8月22日(土)
『主のもとに来なさい。主は、人には捨てられたが神には選ばれた、尊い生ける石です。あなたがた自身も生ける石として霊の家に築き上げられ、神に喜ばれる霊のいけにえをイエス・キリストを通して献げる、聖なる祭司となります。』ペテロの手紙第一2章4節~5節
生ける石であるキリストとふれあうようになったとたんに、自分も生ける石となる。
その瞬間のことを祝福された主は、こう語っておられる。
「まことに、まことに、あなたがたに言います。
死人が神の子の声を聞く時が来ます。
今がその時です。
それを聞く者は生きます。」
神の御子の声はバルヨナの子シモン、すなわちペテロの心の中に入っていき、彼を活気づけた。
私は、ペテロは自分の内部の変化をよく知るようになったと思うが、主の謎めいた表現の内容を完全に理解していたかどうかは判断できない。
まさにペテロは、福音を伝えられた多くの人のようであった。
自分に変化が訪れたことはわかっていたが、その変化を説明できなかった。
変えられた人になったが、何が起こったのか語ることができなかったのである。
思うに、ペテロはイエスと出会ったその瞬間に、自分のたましいと救い主のたましいの間に絆があると答えたのだ。
神の御子の声はペテロの心の中に入り、彼はこのように聞いた。
「あなたはケファ、言い換えれば石、と呼ばれる」。
あなたと私は、キリストから生まれたときから石なのだ。
あなたはクリスチャンがどんなものか知っているだろうか。
それは、ほんのわずかなキリストである。
クリスチャンは自分のいのちと義、恵み、聖化を主から得る。
神の御前で、キリストのいのちを生きるのである。
W・T・P・ウォルストン
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