2020年8月21日(金)
『家を建てる者たちが捨てた石 それが要の石となった。これは主がなさったこと。私たちの目には不思議なことだ。』詩篇118篇22節～23節
私たちが主イエス・キリストのもとに導かれ、主と結び合わされるのは、『建てる』ことによってではなく『信じる』 ことによって、である。
家を建てる者たちは『要の石』を捨てた。
しかし「あなたがた自身も生ける石として、霊の家に築き上げられる」とただ信じて、主のもとに来なさい。
律法の行いに取り組むとき、私たちは建てようと努めるが、建てているかぎり、私たちが建て上げられることはない。
働くことをあきらめたとき、信仰によって聖霊が私たちをキリストに加えて、生けるぶどうの木に接ぎ木してくださ
る。
この方はまた土台でもあり、私たちはそこに根ざし、基礎を置く。
霊の家は一つであり、神の子どもたちはすべて御霊において一つである。
ある者は強く、柱である。
ある者は弱く、神が強くなるように、弱い者を支え励ますように定めてくださった者によって支えられる。
だれ一人、自分のために生きている人はなく、一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しむ
一人が成長し喜べば、それは全体の益となる。
主の栄光は教会全体によって現されるべきであり、したがって教会は内に住む聖霊によって一つとされている。
しかし、神が全体としての教会に住んでおられるというだけではない。
これは霊的なものすべてについていえる独特なことであるが、教会の各部分もまた全体でもあるということだ。
キリストの名において「二人か三人が集まっているところにはどこでも」、キリストがその中におられるということが真実であるだけではない。
一人の人がキリストを愛するなら、御父はその人を愛し、その人のもとに来て、ともに住んでくださる。
こうして個人は神殿であり、聖霊の満ちた住まいでもある。
御父と主イエス・キリストが、その人の内に住んでおられるのである。
イスラエルの民がこのことを理解できたのは、そのことが神殿によって象徴されていたからであり、またその象徴はメシアの時代に現実となり実体となると、彼らに約束されてもいた。
新しい契約という約束は、何のためだったのだろうか。
「わたしは彼らの間に住み、彼らはわたしの中に住む」
ここにはなんとすばらしいことが示されていることだろう！
一人ひとりのクリスチャンは、幕屋のようなもの、聖所である。
その中に聖所・至聖所・外庭がある。
しかし、そのすべてにおいて、神の栄光が啓示されるべきである。
神の聖さが示されるべきなのだ。
クリスチャンの身体は主のものである。
そのからだの各部分はキリストのからだの部分である。
クリスチャンの目や唇や足、神が与えてくださったすべての身体的活力は、御父と主イエスが聖霊を通して居を定められる家の一部である。
クリスチャンの理性、記憶、想像力、愛情、意志、良心、彼の内にあるすべては、見よ、神の住まわれる家なのだ。
神はその中を歩き、そこに住み、そこで憩う。
神は単なる訪問者ではなく、「その人にとどまっている」居住する貴賓となられるのである。
神は時には、このすばらしい住まいをご自分の神殿に変えられ、そこでは祈りや賛美の声が聞こえるようになる。
時には晩餐会の広間に変えられ、喜びの声と感謝のメロディー、「ぶどう酒にまさって麗しい愛」の確信を耳にする。
時にはそこは戦場となる。
主は戦士であり、「虫けらのヤコブ」の敵を征服し、誘惑されている聖徒を援助してくださる。
主が住んでおられる住まいは、なんと多様であることか！
天にある御父の家に住まいがたくさんあるように、地にある主の教会にも住まいがたくさんあるように、個々の信仰者の霊的家にもたくさんの部屋がある。
恵みと力と愛のさまざまな明示によって、神は私たちの内に住まわれるのだ。
イエスを信じているあなたはイエスの家であり、イエスのものである。
それは、御父がイエスを仲介者に定めたように、御父が「シオンに礎を据えられた」ように、主であるイエスはあなたを自らの血で買い取り、あなたの心にご自分の霊を送られたからだ。
私たちは断固としてキリストのものなのである。
アドルフ・サフィア
あなたたちのからだの欠点を探してもらいたいとは思わない。
それは主がお造りになったものだからだ。
肉的なものについては好きなだけ粗探しをしてかまわないが、しかし、それはあなたたちのからだではない。
私たちのからだは「キリストのからだの一部」である。
キリスト教会全体は、自分たちのからだを教会の一部とするという大きな間違いに陥ってきた。
これは聖書にまったく反することである。
「私たちはキリストのからだ、キリストの肉、キリストの骨、の部分なのです」
砂漠の糧
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