2020年7月13日(月)の手紙

2020年7月13日(月)


『父よ、みこころなら、この杯をわたしから取り去ってください。しかし、わたしの願いではなく、みこころがなりますように。』ルカの福音書22章42節


現代には、他の人々に追従する、他の人々がやっているから、とあることを行う、あるいは他の人々がやっているようにして物事を行う、という大きな危険がある。

こういったことはみな、注意深く警戒しなければならない。
私たちに本当に必要なのは、砕かれた心…… 主人のみこころを知ろうとして仕えるしもべの真の精神である。

奉仕とは、あれやこれやを行うこと、あるいはあちらこちらを走りまわることで成り立っているのではない。
どんなことであろうと、ただ主のみこころを行うことなのだ。

忙しくしているほうが静かにしているよりもたやすい。
ペテロは「若いときには自分の望むところ」に行ったが、「年をとると、望まないところ」に行った。

若くてじっとしていられず情熱的でエネルギッシュな、自分の望むところに行くペテロと、年をとって経験を積み、落ち着いて円熟し、望まないところに行くペテロ。
|なんという対照だろう。

「あなたが望まれることを、望まれるとおりに、望まれるところで、望まれるときに」と心の底から言うことのできるほど砕かれた意志を持つことはなんという悲だろうか。
そして何よりも重要なのは、ただ「主よ、私の願いではなく、みこころがなりますように」と言うことだ。

C・H・マッキントッシュ


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