2020年6月12日(金)の手紙

2020年6月12日(金)


『しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の望むところでも人の意志によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。』ヨハネの手紙第一1章12節~13節


神はあなたを、あなたが神を愛するよりもはるかに愛してくださっている。
あなたがどれほど神を求めていると感じていても、神ははるかに強くあなたを求めておられるのだ。

神はあなたがご自分の平安と喜びの中に入ることを、あなたが望むよりもはるかに強く望んでおられる。
そして、神があなたのために信仰を準備され、それからご自分が整えた信仰に自らお応えになったときに、主イエスが来られるのである。

あなたはいわゆるいのちの水を一口飲んで、死からいのちへと移った。
あなたは聖霊から生まれた。
「水と御霊霊によって……新しく生まれた」のである。

聖霊によってあなたに与えられたいのちの水は、あなたの中で神ご自身の贈り物となり、あなたは神の力によって新しく生まれたという意味で、生けるたましいとなる。
だからあなたの再生とは、神のお働きなのだ。

まず、あなたの心がキリストを受け入れられるようにしてくださり、次にその主ご自身が受け入れられるようにしてくださった状態に応答できるように、また主が働いてくださったのである。

あなたがキリストを受け入れたとき、自分は神を受け入れたのだ、と心に留めることは重要なことだ。
キリストは神であられるからだ。

この世界には第二の神が入り込める余地はない。
神を、聖書の意味するとおりにとるならば、だが。
聖書的にはもちろん、哲学的にいっても第二の神がいるという考えはありえないし、馬鹿げている。

世界に「全能の」(ニケア信条より)神が二人いることはありえない。
可能であり、実際に存在するのはひとりの神である。

あなたがキリストを受け入れたとき、あなたは神を受け入れたのだ。

キリストは「まことの神よりのまことの神」(ニケア信条より)にほかならないからだ。
そして神を受け入れたとき、あなたは神の御霊を受け入れたのだ。
なぜなら聖三位一体は絶対に切り離すことはできないので、神の位格のどのお方が人間との関係の中に入るときに何を行われたとしても、それはすべて三位一体の神が共にしておられるのである。

つまり、あなたがクリスチャンであるのは主イエス・キリストを受け入れたからであり、主イエスを受け入れることであなたは聖霊を受け入れたのだ。
ゆえにすべてのクリスチャンに、聖霊がおられるのである。

J・ラッセル・ハウデン


限りある被造物が永遠なる神を理解しようと努めることは、ちっぽけなプヨが大海で水を飲もうとするようなものだ。

チャールズ・スポルジョン


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