2020年5月22日(金)の手紙

2020年5月22日(金)


『確かにわたしはあなたがたに、蛇やサソリを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けました。ですから、あなたがたに害を加えるものは何一つありません。』ルカの福音書10章19節


イエス・キリストの死と復活という一対の出来事を通して、神とサタンの戦いにおける明確な問題は対処され、永遠に解決されました。

サタンに対する勝利は最終的かつ完全なもので、地と人類に対するサタンの主権の主張を跡形もなく剥奪しました。
これ以後のサタンは強盗、盗人にすぎません。

イエス・キリストは失われていたものをすべて取り戻してくださり、創造による権利だけではなく、征服による権利によって、今や、地とそこにいるすべてのものは主のものとなったのです。

イエス・キリストを信じる者にとって、それは自分のいのちに対するサタンの支配が終わり、神の支配が始まることを意味します。

そして同様に自分が罪と死と闇と無秩序の領域を離れ、義といのちと光と自由の領域に入ること、サタンの王国の臣下となることをやめて、神の王国の臣下となること、サタンの支配体制、すなわち、この世との同盟を断ち切り、「キリストのからだ」である教会の一員として、教会のかしらであるキリストご自身に忠誠を公言することを意味するのです。

それは言葉を変えていえば、古い創造とそれに属するすべてのものは十字架のもとで終わって墓に葬られ、復活によって新たな創造が始まることを意味するのです。

つまり、罪と自己、サタンとの古い関係はすべて消し去られて、キリスト・イエスによって神との新たな結合がなされ、この新しい関係において、キリストが信徒の救い主であるばかりか、その主となり、いのちとなるということなのです。

ルース・パクソン


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