2020年12月22日(火)の手紙

2020年12月22日(火)


『あなたがたは、この方を知っています。この方はあなたがたとともにおられ、また、あなたがたのうちにおられるようになるのです。』ヨハネの福音書14章17節


あなたがたはこの方を知っています!
どうやって?

この方はあなたがたとともにおられるからです。
そうやって、人は人を知るようになるのですね。

この世的な大まかな言い方をすると、主はそのように知られているのです。

この方はあなたがたとともにおられ、また、あなたがたのうちにおられるようになるのです!
あなたは、その方を経験によって知っています。
理論でもなく、頭の中の知識でもありません。

理論や頭の中の知識で知っていることは、どんなこともすぐに剥ぎとられてしまいかねないけれど、あなたが自分で証明して経験から知っていることは、この世界の人間の誰ひとりとして奪い去れません。

殉教者はそうやって苦しみの中を生き抜いてきたのです。

神は、ご自身の生きた信仰と知識を神の民に注いでくださっています。
それは殉教によって神の民から引きはがすことは決してできないものです。

殉教は人々から意見や見解や理念を奪い去ることはできるかもしれない。
でも知識や経験を通して人の内部に織りこまれた繊維をそこから取り去ることは、どんな殉教をもってしても絶対にできません。

それこそが、神が私たちのために行おうと望んでおられることなのです。

神は、日々の生活においてキリストが私たちにとって現実となるように、聖霊が実際の人格として私たちの内に存在することを望んでおられます。
私たちが生けるお方によって生きずにはいられないようにするためです。

それは、あなたが信じることでも頭で考えることでもありません。
それがあなたであり、あなたの一部としてあなたの中に織りこまれたもの、あなたがただ目で見るだけのすべてのものよりもすばらしいものなのです。

ジェシー・ペン=ルイス


クリスチャン人生とは単に回心した人生ではなく、聖別された人生ですらありません。
それはキリストに満たされた人生です。

それは、信じる者の内にご自身が再生なさりたい、という主イエスの燃えるように熱い願いなのです。

ルース・パクソン


聖霊の働きによる再生、すなわち、ご自身のいのちとご性質を分け与えることによって、復活したキリストは真に信ずる者一人ひとりの中に住んでおられる。
信ずる者の一人ひとり、つまり真のクリスチャンのそれぞれがキリストの再生なのである。

キリストが人間の生涯において再生する過程こそが、この時代の際立った特質と、現代の世界を神がお取り扱いになるときの際立った特質とを示している。

それは次のように記されている。

「すなわち、世々の昔から多くの世代にわたって隠されてきて、今は神の聖徒たちに明らかにされた奥義を、余すところなく伝えるためです。
この奥義が異邦人の間でどれほど栄光に富んだものであるか、神は聖徒たちに知らせたいと思われました。
この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです」

主と交わる者は、主と一つの霊になるのです」

コリント人への手紙第一6章17節


どのクリスチャンの内にもおられるキリストは、その一人ひとりをほかのすべてのクリスチャンと結びつけてくださる。

これら個々のクリスチャンは、キリストの霊的なからだを構成する。
そこにおいては、それぞれが特別で、ただ一人のかけがえのない構成員なのである。

I・M・ハルデマン


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