2020年12月14日(月)の手紙

2020年12月14日(月)


『神から生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。』ヨハネの手紙第一5章4節


完全な勝利の秘密は、信仰。
イエスが救いのためにすべてを行ってくださり、今でも行っておられるということを単純に信じることである。

勝利は救いと同じように、信仰というただ一つの行為によって始められ、信仰の態度によって維持される。
しかし、主の十分な恵みを信じてゆだねることで罪に勝利する奇跡を経験したクリスチャンが、なぜかその十分さを疑うようになったとしたらどうだろう。

たちまちのうちに、その勝利は打ち砕かれ、彼は敗北の憂き目を見ることになる。

それはいつ何どき、起こるかもしれない。
そして、もしそれが不信仰による失敗であったなら、たちまち、大変な危機が訪れるだろう。

サタンの嘘は、こんなふうに耳に騒かれる。
「おまえは罪を犯した。
それは、おまえが受けたと思いこんでいる恵みを一度も受け取ってこなかったことを証明している。
勝利の人生など、おまえはまったく送ってこなかったのだ」。

これはもちろん嘘である。
サタンの攻撃の大半が嘘なのだから。

ケズィック・コンベンションでは、「もし失敗しても、勝利の歓声をあげよ!」と唱和されていた。
それは失敗という現実を否定することではなかった。

主イエスは失敗されたことがないという事実、そして主の十分な恵みは決して損なわれることはないという信仰によって、たちまち完全に回復するという事実を、認めていたからなのである。

チャールズ・G・トランブル


多くのクリスチャンにとって、神のご臨在を感じられない、あるいは神に耳を傾けていただけないと感じるときがある。

……そうしたとき、心に留めておくことで、サタンの誘惑に対する解毒剤となるものがある。
それは、私たちが自分では祈れなくても、キリストは、勝利をもたらす絶え間ないとりなしによって私たちを必ず支えてくださるということだ。

この真実が及ばす効果が、私たちの心から憂鬱と冷たさを払い去ってくれるはずだ。
なぜなら、主ご自身と、神の御座の前に立つ私たちのための主の絶え間ないとりなしによって、すべてを期待して自分自身から目を離すように導かれるからである。

エドワード・デネット


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