2019年9月16日(月)の手紙

2019年9月16日(月)


『彼はパラダイスに引き上げられて、言い表すこともできない、人間が語ることを許されていないことばを聞きました。』コリント人への手紙第二12章4節


多くの信徒が最期の瞬間にいくつもの貴重な証しを残して天国へと旅立ちます。

私がこれまで人間のことばを聖霊の導きによるものと誤解したことがあったとすれば、それは臨終に立ち会ったときに聞いたことばでした。

あなたはこれまで聖徒が死の間際に口にしたことばを聞いたことがありますか。
そして、それがあるいは聖書からの引用ではないかと思えたことはありませんでしたか。

しかし、それを後で調べても、聖書のどこにも見いだすことができなかったことがあったはずです。

その人の語ることばが、あまりに神の霊の導きによるものに近かったために、もし可能であれば、あるいは、あなたはそれを自分の聖書のどこかに書き記していたかもしれません。

死に向かいつつある信徒が、大胆にも天国の栄光について声高らかに語ることがあるのです。
この世のことばとは思えないほどの栄光にあふれたことばです!
隔ての幕は取り除かれ、私たちには見えない霊の世界について彼らは語るのです。

彼らはほとんど「人間が語ることを許されていないことばを聞きました」。
そして、語ったのです。

彼らのことばはとぎれとぎれとなり、ハープに合わせて語られることばのように神秘的です。
そのことばを私たちはほとんど理解できません。
彼らは栄光に圧倒されています。

そして「あなたは栄光を見ましたか」と周囲の人たちに問いながら、彼らはことばでは表現できない、この上ない祝福のうちにひと時を過ごすのです。

私たちは答えます。
「太陽が窓からあなたを照らしていますよ」と。
しかし、彼らは頭を振り、「いいえ、違います」と答えます。
というのは、彼らは、太陽から発せられたものではない光を見ていたからです。

そして「あなたにはこの声が聞こえないのですか」と叫びます。
私たちは通りの騒音を彼らが耳にし、聞き違えたのではないかと考えます。
しかし、彼らは彼らの耳以外のだれにも聞こえない声を聞いていたのです。
それらは天のハープ奏者によって演奏され、人をうっとりとさせるような音だったのです。

私の友人が次のように口にしたのを決して忘れることができません。

「私は最期の時を迎えようとしています。
今までこんなに素晴らしいときを過ごしたことがありません。
私の頬には死の兆しを感じます。
しかし、私の魂には主の栄光が輝いています」と。

God Bless You!!


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