2019年7月19日(金)
『みなイエスを見ておびえてしまったのである。そこで、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。』(マルコの福音書6章50節
次々と襲ってくる困難と懸命に戦いながらも、その激流を食い止めることができなくなることがあります。
その結果、私たちは川下に運び去られ、損失に次ぐ損失を受け、富は失われます。
そして、完全な困窮以外、何も残るものがなくなります。
しかし、気力を支えるために豊かな主の恵みを必要とするのは、実はこのようなときです。
何の努力もせず、あきらめた状態で豊かさから貧困へ、そして、欠乏へと零落することは、そう容易に起こることではありません。
そうあってはなりません。
これは私たちだれもが心がけるべき事柄です。
パウロは実際の経験を通して、そのことを教えられ、「私は、どんな境遇にあっても満足することを学びました」と告白しています。
あきらめるのではありません。
むしろ、それにもかかわらず何事にも、とりわけ神に感謝し、前に進むことが大切なのです。
七人の子どもとともに残された寡婦が、縫い針を使う労働によって手に入るわずかな収入以外、何もない状態で生活することが、どんなにつらいことかはだれにも理解できます。
しかし、それでも彼女は忍耐深く一針、一針、そして、また一針と、休むことなくただ一人、懸命に真夜中まで針を動かします。
豊かなときにあなたを慕った人たちが、もし困窮に陥ったときに遠ざかってしまうとすれば、その状態に耐えることがどんなにつらいことか、あなたは身に沿みてよくわかるはずです。
今日、彼らが通りであなたを見かけることがあっても、明日は、挨拶さえしないかもしれません。
そして、あなたは抜け出すことのできない困窮の中に取り残され、解決すべき大きな課題を背負うことになるかもしれません。
しかし、どんな場合であっても、あなたは満足し、喜び、感謝することを忘れてはなりません。
「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから」
「あなたの夫はあなたを造った者、その名は万軍の主」。
これらの主の約束を思い起こしてください。
主なる神が「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」とあなたに語りかけてくださることを願っています。
God Bless You!!
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