2019年2月29日(金)の手紙

閏年の人へ2019年2月29日(金)


『主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。』詩篇23篇1節


私に一千万ドル与えてください。
しかし、運命のいたずらによって、与えられたこの大金はたちまちのうちに使い果たされることでしょう。
ですから「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません」。

この確信を信仰的にしっかりととらえることができるようにしてください。
そうすれば、私は真の命に定められます。
自分自身の中にこの蓄えがあれば私の信仰が破綻することはありません。
そして、この証券を手にすれば破産することはあり得ないのです。

私に現金ではなく、小切手帳を与えてください。
そして、必要な分だけ引き出させてください。
これが信徒のみなさんに働きかけられる神の方法です。

神はすぐには遺産を分け与えてはくださいません。
主キリスト・イエスにある豊かな富から、私たちが必要なときに必要な分だけ引き出してくださいます。

「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。」

何と素晴らしい霊的な遺産ではないでしょうか。
ですから、その霊的な遺産を目指して駆け上り、そこで降り、そして、そこで休息を取ってください。
そこはあなたが横になるのに最もふさわしい心地良い枕のようなところとなるでしょう。

ギシギシと音を立ててきしむあなたの家の階段を上り、固いマットレスの上に横たわり、毛布をしっかりまとい、そして、厳しい冬の季節に十分に備えてください。

しかし、そのとき「私はどうしたらよいのだろうか」と言ってはなりません。
ただ、気持ちを楽にして鼻歌を歌いながら、「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません」とだけ言ってください。
これが、あなたの魂にとって静かな子守歌となり、その後まもなく安らかな眠りにつくことができるでしょう。

事業家のみなさん、事務所に行き、退屈きわまりない帳簿をよく調べてください。
そのとき、あなたはこう言うかもしれません。
「仕事はうまくいくだろうか。この値段では潰れてしまうのではないか。
何ができるだろうか」と。

しかし、あなたの決算報告を分析し、何も恐れることなく、「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません」と、あなたの小切手帳に書き入れてください。
この御言葉は金銭より、あるいは金や銀よりもはるかに優れたものだからです。
そして、その後の差引残高がどれだけあるか調べてみなさい。

もしあなたがこの真理「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません」を無視するなら、あなたはその尊さ、その重要性のすべてを見失うことになります。
この真理が理解できれば、その約束がキアンティワイン(イタリアの無発泡性赤ワイン)のように素晴らしいものであることがわかってくるはずです。

昔の人の言い伝えによれば、そのワインは、味わった者の唇に味を乗り移らせた、と言われているほどのものだからです。

God Bless You!!


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