2019年11月6日(水)の手紙

2019年11月6日(水)


『また、石で打たれ、のこぎりで引かれ、剣で切り殺され、羊ややぎの皮を着て歩き回り、困窮し、圧迫され、虐待されました。』ヘブル人への手紙11章37節


この地上で経験する試練と誘惑は、来るべき世に備えさせるためのものであり、永遠の世界に入るにふさわしく整えていただくためのものです。

ピアノ工場に行ったことがありますか。
音楽を鑑賞するためにそこに行きましたか。

調律室に行ってみなさい。
あなたはそこで「ここは恐ろしい場所だ、我慢できない。私はここで作曲活動がなされていると思ったのに」と叫び出すかもしれません。

すると「いいえ、私たちはここで作曲しているのではありません。
楽器を製作し、調律しています。
その過程の中で多くの不協和音が作り出されるのです」という答えが返ってくるはずです。

これが地上の教会の姿です。
主はそこで楽器を作り、調律しておられます。
大きな不協和音はすぐわかります。

しかし、私たちは天国で永続的な美しい和音を作り出すために、自分自身を整える必要があるのです。

私はいつか、神のすぐ傍らに立たなければなりません。
神と私の間には一人の方以外存在しません。
その方こそ、私の主であり仲保者であられる主イエス・キリストです。

神の手によって成ったすべての業を、私は主キリストにあって支配し、栄光と栄誉の冠を戴くことになっています。
天使が私のしもべとなり、天国が私の財産となるのです。

私は日々高慢になっているのでしょうか。
うぬぼれが入り込んでいるのでしょうか。

いいえ!
永遠に錆びることのない真鍮に刻み込まれるかのように、私たちは、聖なる者としてその資格が認められるのです。

私たちは、苦難と誘惑とをこの地上において受けることによって、永遠の祝福を受けるにふさわしい者となるための訓練を受けているのです。
その可能性が高いことを思い出してください。

同様に、小麦は収穫者の刈り入れを待っています。
そして、果実はすでに熟し、籠に採り入れられるのを待っています。

このとき、彫刻用ののみと金槌によって作られた永遠に輝く芸術作品が主の庭に永遠に飾られることでしょう。
そして、私たちについては「彼らは試みを受けた」と記録され、刻まれるのです。

God Bless You!!


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