2019年11月5日(火)の手紙

2019年11月5日(火)


『また、ほかの人たちは嘲られ、むちで打たれ、さらに鎖につながれて牢に入入れられる経験をし、』ヘブル人への手紙11章36節


私は今、迫害という試練の中にいる人たちに話しかけている可能性があります。
ひどい嘲りの試練が今もなお私たちの周りに見られるからです。

悪魔の鞭がさまざまな方法で神の子の背に振るわれています。
迫害は今でも多く見られます。

私たちの敵は多くの場合、同じ家の中に存在することもあり得るのです。
妻を嘲る夫とともに住むキリスト者について、あるいは、ひどい嘲りに耐えながらも信仰をもつ若者のことを語ろうとしているのではありません。

しかし、今でも多くの家庭が迫害の場になっています。

心優しいために試練の中にある友よ、怒りと不親切から、神があなたがたを守ってくださいますように。
あなたは信仰によってのみ迫害に耐え、そして、信仰によってのみ、迫害による損失を他の人の益になるものへと変えることができるのです。

主の正義と真実を捨ててまで、困難の場、あるいは迫害の場から逃れようと試みてはなりません。
むしろ、神のために堅く立てるように主にお願いしてください。

主が今もなお殉教者の存在を許しておられることが真実であれば、過去の殉教者と同じように自分自身が勇敢であることを示そうではありませんか。

ローマの市民が嘲りと無慈悲な目をもって眺め、皇帝が威厳をもって座っていた円形劇場に、彼らが集められることはもはやありません。
鉄の扉が開けられ、獲物を求めて唸り声をあげて迫って来る獰猛な生き物が放たれるのを見ることもありません。

今ではキリスト者がライオンの餌食にされ、それを見た観衆が狂気の叫び声をあげ、喝栄を放つのを聞くこともありません。
それはもうすでに終わりました。
主キリストがその肉体の苦しみをもって、皇帝と異教国ローマを征服したからです。

柔和な思いをもつ人が多いとはいえ、神に対して敵意をもつ人は今でも多いのです。
言うまでもなく今は公の迫害は見られません。

ところが、今日、試みを受けている人は孤独の中で苦しみ、同じキリスト者からの励ましを受けることさえないことがあります。

時にキリスト者は、信仰のない身内の人たちからの痛烈な皮肉、脅迫、そして中傷を聞くよりは、エペソで野獣と戦ったほうがよかったと感じなければならないほどの状況の中に置かれることがあるのです。

多くの主にある兄弟姉妹たちは、悲しみを隠しつつ神への信仰をもち、保っています。
ですから、魂の奥底から神に祈りなさい。
そうすれば、あなたは自分の重荷を支えることができるでしょう。

そうすることによって、冷静に試練に耐えることができるようになり、そして、自分に憎しみを示す人たちに勝利を得ることができるようになります。
ですから、恐れてはなりません。

God Bless You!!


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