2019年11月25日(月)の手紙

2019年11月25日(月)


『そういうわけで、あなたがたは大いに喜んでいます。』ペテロの手紙第一1章6節


船乗りたちは、海洋の一部には、ある方向へと向かって流れる強い海流があり、海底には逆方向に流れている強い深海流があると言っています。

キリスト者にも同じことが言えます。

表面には隠れた波とともに流れている静かな流れがあり、同時に、深いところでは大いに活発に、そして常に激しく流れている深海流が存在することがあるからです。

キリスト者がさまざまな試練によって悲しむときでさえ、自分たちが神の選びの民であると知らされていることは本当に幸いなことです。

キリスト者はだれでも、「すなわち神は、世界の基が据えられる前から、この方にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです」、このことを確信しているはずだからです。

むしろ、私を病の床に横たわらせ、この教えを深く瞑想させてください。
神が天と地を造られる前に、また神が輝かしいくぼみの中に天空の柱を置く前に、神はすでに私に愛を示してくださいました。

神は大祭司の胸の中に私の名前をはっきりと刻み、神の永遠の書物の中にそれを決して消えることのないものにしてくださったのです。

私たちは神の予定によって選びの民とされました。
このことがあなたの魂をときめかせるのであれば、肉体が弱くなったために感じるつらさはなくなるでしょう。
そして、このほとばしり出る喜びの激しい流れが、あなたの嘆きという水車の堰さえも押し流すことでしょう。

どんな障害物をも押し分けて進み、飛び越えるならば、喜びという流れがあなたの悲しみを押し流し、ついには、それらは永遠に失われるのです。

失望し、見捨てられたと思い違いをしているキリスト者よ、来たれ、そして、しばらくの間心を落ち着かせ、主の御前で静まって瞑想しなさい。
あなたがたは神の選びの民、しかも、尊い選びの民なのです。

ですから、選びの鐘の音を、そして、昔安息を知らせたあの契約の鐘の音をあなたの耳元で鳴らそうではありませんか。
その鳴り響く調べの中であなたの名前が聞かれるようにしようではありませんか。

「そういうわけで、あなたがたは大いに喜んでいます。
今しばらくの間、様々な試練の中で悲しまなければならないのですが、試練で試されたあなたがたの信仰は、火で精錬されてもなお朽ちていく金よりも高価であり、イエス・キリストが現れるとき、称賛と栄光と誉れをもたらします」と言われているからです。

God Bless You!!


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