2019年11月11日(月)の手紙

2019年11月11日(月)


『主ご自身が「わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない」と言われたからです。』ヘブル人への手紙13章5節


私たちは生と死において 『義』 という神の尊い属性を立証しなければなりません。
神が嘘をつくことは決してありません。

あなたは神がご自身の御言葉に対して常に真実であることがわかってきます。
私たちはあわれみ、という神の豊かな属性を日々の歩みの中で身に着けることになるのです。

神は私たちが弱いときに優しくしてくださるからです。
あるいは、私たちは神の『不変性』という素晴らしい属性を立証できるようになります。
というのは、主なる神が「昨日も今日も、とこしえに変わることがありません」ということがわかってくるからです。

聖徒が臨終を迎えるとき、主なる神は喜んでおられるように見えるのです。
主は「わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない」と、この貴重な約東のことばを死の床で語ってくださいます。

臨終の時を間近にした聖徒に一度も立ち会うことなしに、この約束の確かさを知ることはできません。

「あなたが水の中を過ぎるときも、わたしは、あなたとともにいる」とあるように、主はいつもあなたとともにおられます。
臨終を迎えたときの信仰者の勝利を一度も見ることなしに、この約束の実現をだれが理解できるでしょうか。

ですから主にある兄弟姉妹の臨終の床に立ち会ってください。

ダビデは「たとえ 死の陰の谷を歩むとしても 私はわざわいを恐れません。
あなたが ともにおられますから。
あなたのむちとあなたの杖 それが私の慰めです」と言います。

この部分に関する注解書を読むことがあるかもしれません。
しかし、死の陰の谷に実際に迷い込むことがなければ、その内容を十分に理解することは決してできません。

最近亡くなった親しい友人を、最後に訪ねたとき、「先生、詩篇を読んでください」との依頼を受けました。
私は「どこを読みましょうか」と尋ねました。

「読んでほしい素晴らしい聖句はたくさんありますが、死が近づくにつれて、私は23篇がますます好きになりました。
もう一度読んでもらえませんか」と彼は答えたのです。

「いいですよ。
あなたはすっかり暗記していますよね」と私は言いました。

「ええ、 私の心の中にしっかりと蓄えられ、刻まれています。
この御言葉は最も真実で最高に素晴らしい内容を含んでいます」と彼は言ったのです。

全くそのとおりです。あなたは亡くなる瞬間の聖徒たちの威厳とその厳粛さを体験することなしに、この23篇の詩篇を不純物のない最高級のダイヤモンドと認めることはできないでしょう。

God Bless You!!


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