2019年11月10日(日)の手紙

2019年11月10日(日)


『今持っているもので満足しなさい。』ヘブル人への手紙13章5節


この勧めは、現世の事柄にどのように適用できるでしょうか。

一見すると、日常の出費に関わる問題とは何の関係もないような印象を受けるのです。
この前の部分に、すでに「金銭を愛する生活をせずに」と言われているからです。

この節によれば、私たちは貧欲であってはならず、持っているもので満足すべきであると言われています。
ですから、この聖句は金銭や魂の問題に関して、普通の労働者、商人、そして、あらゆるキリスト者の生活に適用できる内容を含んでいます。

一羽の雀さえ、地に落ちることをお許しにならない方は、神の子たちを飢えさせることはありません。
たとえ彼らがほんの短期間困窮に陥ることがあるとしても、むしろそれは永遠の幸いに役立つことになるのです。
なぜなら、彼らはその地に安らかに住み、そこで十分に食べることになるからです。

ここでは「満足しなさい」と勧められています。
しかし、私たちの欲望には際限がなく、満足することを知りません。

神が神のしもべとともにいるであろうと言われるとき、「わたしの知恵は彼らを導くために彼らとともにあり、そして、わたしの愛は彼らを励ますために彼らとともにいることになります。
わたしの霊は彼らを聖とするために彼らとともにあり、わたしの永遠の力は彼らの利益のために注がれます。
そのことによって、彼らは失敗することも、勇気を失うこともないでしょう」と言おうとしておられるのです。

神とともにいることは、一万人の兵士とともにいるよりもはるかに有益です。
たとえ数えきれないほどの友人が与えられているとしても、それはたった一人の主なる神の力にも及ばないのです。

主なる神ご自身が万軍の主だからです。

あなたとともにおられるとき、神はそこで眠ることなく、怠慢になることも、無関心になることも決してありません。そこであなたに深く同情し、あなたに代わって重荷を背負い、苦しむときには手を差し伸べ、支えてくださいます。

時が来れば、最も適切なときに、あなたを勝利へと導き、救ってくださるのです。
これは尊く貴重な勧めであり、勇気を与えてくれる約束です!

ですから、勇気をもって思いきりそこに飛び込みなさい。
海底に体を打ちつけることは決してありません。
そこは深い海だからです。

主は「わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない」と言われます。
ですから、あなたは持っているもの、与えられているもので満足しなさい。
それらのことの中に主キリストが臨在してくださるのです。

God Bless You!!


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