2019年10月20日(日)の手紙

2019年10月20日(日)


『信仰の戦いを立派に戦い、永遠のいのちを獲得しなさい。あなたはこのために召され、多くの証人たちの前ですばらしい告白をしました。』テモテへの手紙第一6章12節


勝利のトロフィーは、厳しい戦いなしに手に入れることはできません。
信仰に堅く立って生きようとすれば、この地上の歩みにおいて戦いから解放されることはないのです。

あなたは主キリストを疑うことはないかもしれません。
しかし、神が恵み深くあることをお忘れになったのではないかと、時に思うことがあるはずです。

いずれ、あなたはタボル山に立ち、主の変貌を目撃します、またいずれあなたは悲嘆、苦悩、悲惨を経験することによって心低くされ、謙遜という谷に導かれるでしょう。

ところが、日がたつと、あなたは巨人のように強くなり、どんなことでもできると思い違いをすることが起こるのです。
さらに、後になると、あなたは赤子のように弱くなり、逃げ去った楽しみを追い求め、嘆くようになります。

時に希望に満ちあふれ、楽しく跳躍しながら、前に進みます。
しかし、その後、太陽が光を失い、大粒の雨が落ちて来ます。
目の前には霧が立ち始め、そして、あなたは腕を組み、目には涙をためて座り込み、失望に陥ることもあるのです。

主キリストとともに歩んでいるのであれば、あなたは罪と戦うことなど決してないと思うかもしれません。
しかし、忘れないでください。
あなたが乗った船はたった今岸を離れたばかりです。
その船が目指す港に到着するまでには、波にもまれ、上下に揺らされ、逆風によって航路をたびたび変えられることがあるのです。

今は、そのことを予想できないかもしれません。
なぜなら、神の聖徒たちはあたかも沈むことのない太陽の光の中で生きているかのように、あなたには見えているからです。

しかし、決してそうではありません!
神によって高く評価されている人たちは、全く違ったことをあなたに教えています。

神はある方法を用いて聖徒たちを扉の陰に連れて行き、そこで彼らの醜い有様を示し、しかも同時に、神は主キリストの素晴らしさを彼らに示します。
そして、ついに彼らは主を信頼することができるようになるのです。

主キリストとともに歩んでいるにもかかわらず、信仰生活において罪としばしば戦わなければならないからといって、あなたの歩みが特別なものであると考えてはなりません。

それどころか、これが主なる神が主の愛する民に対応する場合の普通の方法なのです。

God Bless You!!


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