2018年9月6日(木)の手紙

2018年9月6日(木)


『主がわたしに、救いの衣を着せ…。』イザヤ書61章10節


主イエスを信じる人々は、このみことばのとおりに告白します。
この方を知らない人々には、それは全く奇異に感じられることでしょう。

しかし、ひとたび、いと聖い神の前に自分の全き無価値を悟って、ボロをまとう物ごいのように立つならば、また、その時、信仰によってイエスの恵みと赦しとを身にまとうならば、その人はこのみことばを理解する人です。

すると彼は主を賛美して「主は私に救いの衣を着せてくださる」と歌うようになるのです。

「救いの衣」。
それはさらに多くのことを語っています。
すなわちそれは「効果のある衣」と言えるでしょう。

ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの物語で、敵は彼に毒を塗った衣が渡るようにし、ヘラクレスはそれを犠牲の祭りの日に身にまといます。
すると、まもなく皮膚が焼け始めるのです。

そこで彼は着物を引き裂こうとしますが、できません。
ついに着物はこの英雄を焼き殺してしまいます。
これが「効果のある衣」です。

「救いの衣」にも似通った点があります。
それは私たちの古い悪しき性質を焼き尽くすのです。
この衣は、私たちの生まれながらの罪の性質を奥深くまで侵蝕し、こうして神に背く性質を死なせ、その結果イエス・キリストの新しいいのちが私たちの内に明らかにされるのです。

このようにしてイエスの恵みは新しい人を創造します。
が、もしも私たちが自分を誇るならば、「救いの衣」はたちまちに失われ、私たちは再び、自分の義をまとう物ごいとなってしまいます。

「あなたの血の力によって、主よ、私をなおなお解き放ってください。
罪と滅びの中から…」。アーメン

God Bless You!!


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