2018年9月20日(木)の手紙

2018年9月20日(木)


『そしてその両目につばきをつけ、両手を彼に当てて…。』マルコの福音書8章23節


私の友人に、激しい頭痛持ちがいます。

彼はある日、聖書のこの箇所を描いたシュタインハウゼンの絵を見つけ、そこに盲人の姿を見ました。
盲人は投降した兵士のように両手を上げています。
まさに主イエスの手に自分を明け渡したかのように。

画家は、男の顔を印象深く描きました。
これまでに味わってきた、あらゆる失望、苦悩が見えるかのようです。

哀れな、悩み抜いたその頭の上に、イエスが手を置かれます。
その御手に、限りない憐み、測り知れない愛、豊かな慰め、が読み取れます。

友人はこの絵をベッドの真正面の璧に掛けました。
毎朝、真っ先にそれを見ることになります。
悲惨な男の頭に置かれた救い主の御手です。

友人は言いました。
「生ける主イエスは、今、同じことを私にしてくださるのだ。
痛んでいる私の額に手を置き、かつてパウロに一言われたように「わたしの恵みは、あなたに十分である。
というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである」と言ってくださるのだ。

私は、私のために釘打たれた主の御手を感じる。
主はまた、私に保証して言われる。
「恐れるな。わたしがあなたを贖ったのだ。
わたしはあなたの名を呼んだ。
あなたはわたしのもの」。

また、主は私の上に手を置いて約束される。
「わたしが来たのは、あなたがいのちを得、またそれを豊かに持つため」だと。
「恐れないで、ただ信じていなさい」。
主はそう言って、私の心のすべての絶望を取り除いてくださるのだ」。

私たちに親しみ深い詩が、こう歌っています。
「ああ、わが主イエス。
あなたの臨在は、大きな心を私に与えます」

主よ。
ご自分の民をこれほどにも恵み深く取り扱ってくださることを感謝いたします。アーメン

God Bless You!!


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