2018年8月30日(木)の手紙

2018年8月30日(木)


『岩だぬきは強くない種族だが、その巣を岩間に設ける。』箴言30章26節


ソロモンは動物たちを列挙して、その一つ一つについて、「彼らは知恵者よりも知恵者」だと語ります。

例えば岩だぬきは知恵者よりも知恵者です。
だとすると私たち普通の人間は、知恵者よりも愚かですから、間違いなく岩だぬき以下ということです。

ソロモンの言い方は、少しひどすぎないでしょうか。
「なぜ私たちが岩だぬきより愚かであるのか」と尋ねましょう。
するとソロモンは答えます。
「あなたがたは砂の上に家を建てるからです」。

私たちはこの箴言に、主イエスの山上の説教を聞き取ります。
「わたしのこれらのことばを聞いてそれを行わない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます。
風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました」。

私たちにぴったりではありませんか。
確かに私たちはイエスや聖書のみことばに耳を傾けはします。
が、本気で従おうとするでしょうか。

ところが岩だぬき的知恵をご覧なさい。
「彼らは岩に巣を設ける」。
注目すべきことに、ソロモンは岩という語を単数で使いました。
それは、ある霊的な事柄を印象深く描くためです。

すなわち、人生をそこに打ち建て得る岩はただひとつであり、それについて、モーセも「主は岩」だと言いました。
彼は救い主イエス・キリストを思い描いたのです。
この方こそがまことの土台です。

パウロは言いました。
「というのは、だれも、すでに据えられている土台のほかに、ほかの物を据えることはできないからです。
その土台とはイエス・キリストです」。

さて今や私たちが、岩であるこの方の上に人生築くかどうか、いっさいはそこにかかっています。
岩だぬきから学ぶに充分な、謙遜な人となりましょう。

主よ。
まことの生活の知恵をお与えください。アーメン

God Bless You!!


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