2018年8月29日(水)の手紙

2018年8月29日(水)


『悪者は追う者もないのに逃げる。しかし、正しい人は若獅子のように頼もしい。』箴言28章1節


このみことばと同じことを、ソロモン王は他の箴言でも語っています。
「獣のうちで最も強く、何ものからも退かない雄獅子」。

多くの悪は、頼もしい獅子の行く手をも阻みます。
が、それでも獅子は勇ましく突き進むのです。

ルターはこのみことばが持つ意味を、ミカエル・ドロッセルへの手紙の中で語りました。
「あなたがたはただ平安を追い求める。
けれどもそれは間違っています。

神はご自分の民に対してこよなくすばらしい方であり、あらゆる試みの中にある民の、平安のないただ中に、平安を置かれるのです。
それゆえに人は、何にも妨げられない平安をではなく、いっさいの不安の中にも、落ち着いて忍びうる平安を、持つことができるのです」。

これについて聖書の中の事件を例にとりましょう。

マルタ島の近くで船が座礁しました。
恐るべき事態です。
荒波が次第に、確実に船板を壊し始めます。
どうなることでしょうか。
船は上を下への大混乱になりました。

そのときに突然、使徒パウロは、恐れる人々の前に立ちます。
彼自身の事態はもっと恐るべきものでした。
裁判を控えており、死刑もありえたからです。
どちらにしても、死が彼を脅かしていたのです。

しかし今は、彼の張りのある声が甲板に響きます。
「皆さん、こんな時には何かを食べるのが一番です」。
パウロはこう言ってパンを取り、大声で神に感謝して食べ始めました。
「そこで一同も元気づけられ、みなが食事をとった」ということです。

正しい人が若獅子のように頼もしいのはなぜですか。
イエスのゆえに神が彼に義を与えてくださったこと、それが理由です。
イエスを信じる者は神の前にまっすぐに立つことができます。
それが彼を頼もしい人にするのです。

主イエスよ。
これまで以上に、あなたの救いをまじめに受けさせてください。アーメン

God Bless You!!


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