2018年8月2日(木)の手紙

2018年8月2日(木)


『心定まらず、その霊が神に忠実でない世代の者とならないためである。エフライムの人々は、矢をつがえて弓を射る者であったが、戦いの日には退却した。』詩篇78篇8節~9節


イスラエルの兵は戦いに臨んでいました。
すべての目がエフライム部族に注がれます。
なぜなら彼らは他の部族よりも勇壮であったからです。
胸当てが光り、射手たちは果敢に弓を構えました。

ところが、いよいよ本番を迎えて、敵と渡り合う段になると、エフライムの人たちの間に恐怖が広がり、そして彼らはこぞって逃走します。
不名誉な歴史を残したものです。
イスラエルの民はこれを決して忘れませんでした。

どうしてこんなことになったのでしょうか。
この詩篇にその答えがあります。
すなわち、彼らはあまりにも自分たちのよろい、弓に頼りすぎたのです。

イスラエルは、他の民族と異なって、生ける神が契約を結んでくださった民です。
主こそが彼らの力、彼らの拠り所であるべきでした。
が、彼らは地上の武器に頼りすぎて、敗北を喫するのです。
「心が神に忠実でなかった」ためだ、と聖書は言います。

ゴルゴタのイエスの血のもとにある、新約のすべての人々にとっても、これは大切なことです。
新しい契約にあずかった人々も、エフライムの人々と同じ経験をすることがあります。
自分の賢さや力に頼るならば、不面目な結末を迎えることになります。

高い代価を払って私たちを買い取ってくださった主は、私たちのすべてになろうと願っておられるからです。
けれども、もしも私たちが砕かれ、絶望して、自分自身へのあらゆる確信を捨てるなら、主は私たちを引き上げて、勝利者としてくださいます。

聖書は「強くなれ」と命じてはいません。
むしろ「主にあって、その大能の力によって強められなさい」と勧めるのです。

主よ。
「私たちに新たないのちを与えてください。
勇気が失せ去ろうとする時にも、必ずあなたを見上げ得るために」。アーメン

God Bless You!!


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