2018年7月9日(月)の手紙

2018年7月9日(月)


『主はあなたの賛美、主はあなたの神…。』申命記10章21節


人生において、神への賛美以上に誇るべきものがあるとは思えません。
運動選手は自分の力を誇り、年老いた病気の女性は病苦と弱さを自慢します。
金持ちは資産を誇り、困窮している人は相手かまわず自分の境遇を知らせたがります。

だれもが、いわゆる自慢の種を持たなければならないのです。
私の知る限り、現代を表すただひとつのことばは「宣伝上手が、よい人生」です。

さて、きょうのみことばを語ったのは老人モーセです。
聖霊がこの老齢で経験豊かな賢明な男を、人間の弱さに注目するよう導かれたのだと、私は思います。

モーセは言いました。
「あなたがたには誇る衝動がある。
それは結構だ。
だが、誇るべきものを教えよう。

神の現れである私たちの主、救い主だ。
この方こそ誇るに値する方である。
まさに『主はあなたの賛美、主はあなたの神』だ」。

なんという立派な助言でしょうか。
私たちが誇る他のものは、すべてむなしく過ぎ去り、多くの場合、それらは実際に愚かでさえあるからです。

神の尊厳、愛、栄光。
これらほど偉大で麗しくすばらしいものが、天にも地にもあるでしょうか。

神が私たちのためにしてくださったこと、すなわち私たちを捜し出し、御子である主イエス・キリストによって私たちを買い戻し、救い出してくださったこと以上に、良いことがあるでしょうか。

ですから私たちは心と唇をもって、この方を誇りましょう。
私たちを無意味に満たし、感動させる俗っぽさと悲惨から、いかにこの真の誇りが私たちを引き上げるかを、私たちは経験するようになります。

このモーセのことばが念頭にあるので、パウロは言いました。
「誇る者は主を誇れ」。

主よ。
私たちの心をあなたに対する賛美へと引き上げてください。アーメン

God Bless You!!


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