2018年7月3日(月)
『七日目に祭司がまた来て、調べ、もしその患部がその家の壁に広がっているなら、祭司はその患部のある石を取り出し、それらを町の外の汚れた場所に投げ捨てるよう命じる。』レビ記14章39節~40節
イスラエルには「家につく病」の規定がありました。
ともすれば私たちは、これをもはや自分たちとは関係のないことだと考えます。
もっともなことです。
関係はないでしょう。
が、「家につく病」がもう本当に存在しないと言い切れるでしょうか。
おそらく壁にはありません。
が、人間のほうにはどうでしょうか。
夫婦間の小さな不和。
病の斑点はごくささやかに見えても、病巣は増え広がります。
そしてやがては本気の争いとなり、ついには結婚の危機にまでも発展するのです。
これが現代の「家につく病」です。
あるいは親子の断絶、労使間の争い。
すべては、最初はささいなものであっても、病はどんどん広がるのです。
きょうのみことばは、それを指しています。
そして「患部を削りとれ。いのちを奪うことになる前に」と命じるのです。
削り取れ、どんなことがあっても。
不和と争いには終止符を打て、と。
私たちはまた、そのような部分に指をつけて、「広がる前に断然削り落とせ」と命じてくださる、もうひとりの祭司を知っています。
彼はまた、私たちがそれらを削り落とすことができるよう、知恵と愛とを与える祭司です。
このような処置には知恵と愛とがぜひとも必要だからです。
私たちの家庭生活は、救い主であり癒し主であるこのお方なしには、この「削り落とし」作業を始めることはできません。
主よ。
私たちが、なすべきことを怠ることがないよう、導いてください。アーメン
God Bless You!!
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