2018年6月27日(水)
『愛は決して絶えることがありません。預言の賜物ならばすたれます。異言ならばやみます。知識ならばすたれます。』コリント人への第一の手紙13章8節
聖書は私たちの視野を限りなく広げます。
聖書によって私たちは、神が力強く「光あれ」と言われた万物の初めにまで、さかのぼります。
と同時に、遠い将来については、「見よ。まことにわたしは新しい天と新しい地を創造する」と主が仰せになるところまでを見渡すのです。
来るべき世について、きょうのみことばから2、3のことを知ることができます。
理解の助けとして、プェフリンの美しい翻訳に当たりましょう。
「愛は決して朽ち果てない。
霊に満ちた説教の響きも消え去り、人を恍惚たらしめたことばもしだいに遠のき、知識は崩れ落ちる」。
さて、いくつかの否定的な事柄が語られます。
教会の働きを構成するほとんどが廃れるというのです。
キリスト教内にはいつもふたつの流れがあります。
冷徹な神学知識、そして灰色の日々を奮い立たせる歓喜の熱狂です。
しかし新しい世には、これらはもはやふたつとも存在しなくなります。
「恍惚たらしめたことばも遠のき、知識は崩れ落ちる」のです。
そして私たちはゴールにたどり着いて主の前に立ち、主の「ありのままの姿を見」ることになります。
そのときには、もはや説教も宣教も行われません。
「霊に満ちた説教の響きも消え去」るのです。
キリスト者生活のただひとつのことが、新しい世界の特徴となります。
「愛は決して朽ち果てない」。
不信、争い、衝突、武装、訴訟、戦争などのない世界が現れるのです。
主イエスは何という望みを、その民に与えることでしょうか。
しかし愛だけが残るとすれば、私たちは今、何にもましてそれを大切にすべきではありませんか。
主よ。
私たちの自己中心、気まぐれ、冷淡を、十字架に釘付けて、聖霊により私たちの心に、愛の火を展じてください。アーメン
God Bless You!!
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