2018年6月24日(日)の手紙

2018年6月24日(日)


『愛は…、すべてを信じ…。』コリント人への第一の手紙13章4節、7節


誤解を生みそうな難しいみことばです。
が、これは明らかに、今日の偽預言者たちの、声高な宣伝をすべて信じることではありません。

また、「人の善意」を信じることでもありません。
それらに対しては、聖書は「人の心は何よりも陰険で、それは直らない」と語って真っ向から反対するのです。

「愛はすべてを信じる」。
それはどういう意味でしょうか。
私はこれについて小さな経験を通して学びました。

かつて炭坑夫の宿舎を訪ねたときのことです。
若い男が出て来て、「いったい何の用だ」と怒鳴りました。
「私は牧師です」。
「何だと。いったい俺に何をしようというのだ」。

そのとき、私は彼の目を見ました。
自分をねらう猟師を見る、密林の獣の目。

私は驚いて内心叫びました。
「堕落の世では、人は互いに猛獣に出会うかのようになってしまった」。

しかし、彼のやり方は当然だったのではないでしょうか。
いったいどうやって人を信用するというのでしょうか。
ほかにやり方があるでしょうか。

もちろん、それはあります。
十字架の上に死んで、よみがえった神の御子を知るならば、そのやり方を獲得できるのです。

そのとき人は、イエスにあって、この世に全く新しい事態が生じたのだと悟ります。
イエスへの信頼を込めて、他の人を愛そうと心に決めることができるのです。

人間への信頼ではなく、イエスへの信頼によって、すべての恐れ、すべて不信、すべての愛のなさを、私たちは投げ捨てることができるのです。

主よ。
あなたとともにあるとき、新たなよい生涯を歩めることを感謝いたします。アーメン

God Bless You!!


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