2018年6月13日(水)の手紙

2018年6月13日(水)


『愛は寛容であり、愛は親切です。』コリント人への第一の手紙13章4節


ある大都市で、すばらしい邸宅を訪問したことがあります。
町の外れの小さな森陰に、その豪邸は建っていました。

ホールに入ると、ふかふかのじゅうたんが靴音を全く吸収してしまい、また、大きなガラス越しにきれいな山の風景を見渡すという寸法でした。

「ここの住人は、地上で天国を楽しんでいる」。
ふと、そんな思いが頭をよぎりました。

しかし一時間のちには、「この家の人たちは地上で地獄を味わっている」と知っておりました。
成人した子どもたちが両親と対立していたのです。
夫婦は人生を苦悩一色に染め上げていました。
大きな衝撃を受けて、私はその家を辞したことでした。

人はこんなときに、思わず「いったい人間が『地上に天国』を持つことがあるのだろうか」と考えます。

が、それはあるのです。
ただ、そのような幸いな状態を生み出すのは、富でも健康でもありません。

天国の決定的な条件は、神の臨在です。
そして神は、ご自分の御子イエスにおいて、私たちのもとへすでに来られたのです。

預言者ゼカリヤを通して神は言われます。
「喜び歌え。楽しめ。見よ。わたしは来て、あなたのただ中に住む」。

主ご自身の住まうところは、見かけがどうあれ、そこが「地上に天国」のあるところです。

そしてこの主が聖霊を送ってくださいます。
聖霊は、正しい雰囲気を生み出すようにと、心を砕いてくださいます。
「愛は寛容であり、愛は親切です」という状態は聖霊によるものです。

救い主が宿って、聖霊による愛と寛容とが与えられた心には、麗しく良いことが起こるに違いありません。
それを私たちも持つことができます。
この方に心の戸を開きさえするならば。

主よ。
取税人ザアカイの家に泊まられたように、私たちのところにもおいでください。

God Bless You!!


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