2018年5月2日(水)の手紙

2018年5月2日(水)


『銀にはるつぼ、金には炉、人の心をためすのは主。』箴言17章3節


これは、私たちの安眠を脅かすみことばです。
内密の世界などは存在しないというのです。
善行の陰に隠れることはできないというのです。
主が人の心をためされるからです。

「銀にはるつぼ…」。
おそらく私たちの人生には、かなかすばかりがたまっているでしょう。
が、神が捜し求めておられる「銀」とは、いったい何でしょうか。

このような精錬を表す美しい記事が、新約聖書にもいくつかあります。
ある朝、弟子たちが七人、ゲネサレ湖畔に復活の主を囲んで座りました。

そこにペテロもいました。
彼はこれまで、自分のことを正真正銘の「男」だと思っていました。
が、ある夜、聖書にあるとおり、彼は「激しく泣いた」のです。

男にも泣くときがあります。
「自分が歩んだキリスト者生活はかなかすであった」と思い知るときです。

あの夜、ペテロは神の光による精錬の中に立たされ、そして、すべてが焼き尽くされました。
すべてがですか。

いいえ。
あの朝、復活の主はかなかすを掘り返して銀を捜しておられたのです。
そして、主はそれを見つけだされます。

主はお尋ねになりました。
シモン・ペテロ、あなたはわたしを愛しますか」。

ペテロはせきを切ったように答えます。
「はい。主よ。すべてをご存じです。
私があなたを愛することは、あなたがご存じです」。

その時、銀が光りました。
神が私たちの内に捜してくださる銀。
それは、神の御子イエスへの愛です。

この愛にはいっさいのよきものが含まれます。
罪をきよめる御子の血への信頼、主の導きへの服従、みこころへの完全な明け渡し、その他の多くが含まれます。

この愛には、「信仰」ということばで聖書が表すいっさいのものが含まれるのです。

主よ。
私たちは、やがてあなたにお会いする日まで待つことはしません。
あなたの御目によるさばきに、今、私たち自身をゆだねます。アーメン

God Bless You!!


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